Bamboo バンブー（Hahnemühle ハーネミューレ）

竹繊維90％、温かみのある自然な雰囲気。暖色系のモノクロプリントなどに。

用紙の基本情報

名称

Bamboo バンブー

メーカー

Hahnemühle ハーネミューレ

シリーズ名

Natural Line ナチュラルライン

面質

smooth matt スムース マット

用紙の色

natural white ナチュラルホワイト

厚さ

0.50mm

坪量

290g/m²

白色度

83％

不透明度

99％

材質

竹繊維90％、コットン10％

蛍光増白剤

不使用

アシッドフリー

適合（用紙メーカーのカタログの記載内容）

特徴

“世界で初めての竹の繊維で作られたユニークなデジタルファインアートペーパーです。蛍光増白剤を含まない自然なトーンの本格的なアートペーパーで、経時による劣化を最小限に抑えます。温かみのある自然な雰囲気を醸し出し、特に暖色系やモノクロプリントでは画像を引き立たせます。”
“繊細で柔らかな感触の質感で、暖色系のカラー写真やモノクロの芸術写真に特に適しています。また印刷面のプレミアムインクジェットコーティングにより、耐水性に優れています。”
（メーカーの説明からの引用）

※面質の欄はメーカーのカタログ表記をもとにしつつ、特徴が分かりやすいように当事務所なりに記載しています。

主な特徴

　表面はごくわずかなテクスチャー感があり、マットな紙です。
　厚さの雰囲気としては一般的な画用紙より少し厚いくらいです。

素材　竹繊維90％、コットン10％

　紙は繊維を集めて漉いて平らにしたものです。草の繊維であれ、稲わらや麦わらの繊維であれ、布の繊維であれ、竹の繊維であれ、針葉樹や広葉樹などの木の繊維であれ、繊維がたくさんあれば紙を作れます。よって竹からでも綿・コットンからでも紙を作れます。
　アジアでもアジア以外の地域でも、昔からぼろ布や草などから繊維をとって紙を作っており、近代になってからは木の繊維で大量に紙を作るようになりました。

　「バンブー」は竹繊維90％、コットン10％の紙です。

アシッドフリー

　現在一般的に売られている紙はほとんどが中性紙であり酸性ではありませんが、短期使用する紙と違い長期保存に耐えるためには一般的な紙以上に無酸性であることは重要です。「バンブー」はアシッドフリーと明記された無酸性の紙です。

蛍光増白剤無添加

　蛍光増白剤は光のうち特定の波長を吸収し、青い光に変えて照射するような物質で、蛍光増白剤を使用すると紙が青白く見えて見た目の白さが増します。
　しかし紙や紙に印刷した色の安定性は落ちます。
　「バンブー」は蛍光増白剤を使用しない紙であるため、年月が経っても色の安定性が高いです。

ISO9706の基準に準拠

　ISO 9706:1994 情報・ドキュメンテーションー記録資料用紙ー耐久性のための用件 という保存に適した用紙の基準を定めた国際規格があります。pH、引裂き強さ、アルカリ残留物、酸化への耐性などが定められています。
　「バンブー」はISO9706の基準に準拠している保存性の高い紙です。

出力見本

カラー写真の出力のスキャン画像

　以下の画像はプリンター出力のスキャン画像です。
　凹凸のある用紙を見た目の通りにスキャンするのが困難なため、実際の見た目とは異なりますのであくまで目安とお考えください。

モノクロ写真の出力のスキャン画像

　以下の画像は完全に無彩色にしたモノクロ写真のプリンター出力のスキャン画像です。
　凹凸のある用紙を見た目の通りにスキャンするのが困難なため、実際の見た目とは異なりますのであくまで目安とお考えください。

カラー写真の出力の撮影画像

　以下の画像は横から照明をあて、通常以上に材質感を目立たせて撮影したものです。
　通常の照明下で正面から見た場合、この撮影画像ほどテクスチャーの凹凸が目立つことはありません。

当サービスにおける出力結果の色域

　当サービスにおけるBamboo バンブーのプリンター出力結果の色域のグラフです。
　同じ用紙でもプリンターが異なれば色再現域も異なりますので、以下のグラフはあくまで当サービスで出力した場合の測定結果です。

　

出力料金一覧