サービスの詳細

  1. 広色域のプリンターで写真・グラフィックのデータを出力
    1. メリットとデメリット
      1. 主なメリット(銀塩プリントサービスと比較して)
        1. 1 銀塩プリントサービスより色域が広い
        2. 2 元データの色域を出来る限り狭めずに出力
        3. 3 元データの色を出来る限り正確に再現して出力
        4. 4 用紙の選択肢が豊富
      2. 主なメリット(大手の大判インクジェット出力サービス等と比較して)
        1. 1 元データの色域を出来る限り狭めずに出力
        2. 2 元データの色を出来る限り正確に再現して出力
        3. 3 RGBやCMYK、sRGBやAdobeRGBなど、様々なカラーモードやプロファイルのデータに対応
      3. 主なデメリット
    2. 銀塩プリントではなく、インクジェットプリンター出力
    3. 銀塩プリントと遜色ない写真印刷が可能
  2. 当サービスのメリットの詳細
    1. 写真のデータの色域を生かしてプリント可能 種々のプロファイルに対応
    2. グラフィックも色域を最大限生かして出力可能
    3. CMYKデータも出力可能
  3. 主な仕様
    1. 使用プリンター
      1. プリンターの色域
    2. 対応する出力サイズ
    3. 対応するデータ
      1. データのカラープロファイル
      2. カラーモード
      3. 対応するデータ形式
    4. 用紙
      1. 用紙の種類
      2. 単票紙を使用
    5. 色の調整について
    6. フチ、余白について
      1. 余白を大きくをとる場合
      2. 3mm以上の余白付きのデータはデータ通りにプリントします
      3. トンボ付きのレイアウトデータなど
  4. 後加工
  5. 納期
  6. 発送

広色域のプリンターで写真・グラフィックのデータを出力

 当サービスは写真・アート作品の印刷に適した広色域の高画質インクジェットプリンターで写真・グラフィックのデータを出力するサービスです。
 以下のような特徴があります。

メリットとデメリット

主なメリット(銀塩プリントサービスと比較して)

1 銀塩プリントサービスより色域が広い

 発色の良い光沢の写真用紙を使用した場合、銀塩プリントより再現可能な色域が広く、AdobeRGBの色域に近いところまで再現できます。

2 元データの色域を出来る限り狭めずに出力

 銀塩プリントサービスでしばしば見かける、AdobeRGBのデータをsRGBに変換して色域が狭くなる、またはプロファイルを無視してsRGBとして扱われ色が変わってしまう、といった心配はありません。
 元データの持つ色を変えずに、また色域を出来る限り狭めずに出力します。

3 元データの色を出来る限り正確に再現して出力

 銀塩プリントに比べてインクジェットプリンターは精度の高い色管理がしやすいので、正確に元データの色を再現してプリントできます。

4 用紙の選択肢が豊富

 使用できる用紙の選択肢が豊富です。
 光沢紙の他、バライタ紙、様々な材質・テクスチャーを持つ作品向けのファインアート紙などに出力できます。

主なメリット(大手の大判インクジェット出力サービス等と比較して)

1 元データの色域を出来る限り狭めずに出力

 CMYKデータしか対応していない、出力前にCMYKに変換する、といったことはありません。
 RGBかCMYKか、またカラープロファイルの種類にかかわらず元データの色域を出来る限り狭めない手順でプリンターの色域へ変換して出力します。

2 元データの色を出来る限り正確に再現して出力

 プリンタードライバーによる色補正をかけたりプリンタードライバーに色の処理を任せてしまうようなことはせず、ICCプロファイルを利用したカラーマネジメントシステムの基本に従って正確に元データの色を再現します。

3 RGBやCMYK、sRGBやAdobeRGBなど、様々なカラーモードやプロファイルのデータに対応

 入稿データをRGBまたはCMYKに限定する、AdobeRGBに対応しない、AdobeRGBに対応していてもプリンタードライバーに処理を任せて色の扱いが不明確になる、などの心配はありません。
 全手動で小規模に行なっていますので、RGBでもCMYKでも、RGBならプロファイルがsRGBでもAdobeRGBでもそれ以外でも、柔軟に対応して問題なく正確に出力します。

主なデメリット

 激安のデジカメプリント、激安の大判インクジェット出力サービスと比べると価格競争力は低いです。
 店主兼技能者が一人で出力を行うため、あまり短納期には対応できません。
 出力専門のため、大手サービスのような裏打ち加工、額装などの後加工は行なっておりません。

銀塩プリントではなく、インクジェットプリンター出力

 当サービスのプリント方法は銀塩プリントではなく、インクジェットプリンター出力です。

銀塩プリントと遜色ない写真印刷が可能

 現在はインクジェットプリンターの技術が進み、インクジェットプリンター出力で銀塩プリントと遜色ない出力が可能です。

当サービスのメリットの詳細

写真のデータの色域を生かしてプリント可能 種々のプロファイルに対応

 一般的な銀塩プリントサービスや大判インクジェット出力サービスの場合、色空間やカラープロファイルの扱いなどカラーマネジメントに関する仕様をあまり詳しく説明していないケースが多いようです。まれにAdobeRGBなどのsRGB以外の色空間のデータにも対応可能、と説明されている場合でも、入力前にsRGB等にプロファイル変換してしまうのかどうか、出力結果の色域はどのようなものか、など、あまり詳しくは説明されていないケースもあります。

 当サービスではカラーモードがRGBかCMYKかグレースケールか、カラープロファイルがsRGBかAdobeRGBかそれ以外か、などに関わらず、元データの色に忠実に出力作業を行います。
 手動で元データの色域を維持して開き、定期的に作成し直しているプリンタープロファイルを使用して出力を行い、プリンターの色再現域を十分に使用してデータの色を正確に出力します。

 例えばAdobeRGB色空間で作り上げた写真やグラフィックのデータを、そのデータの色域を狭めずに、データの色を正確に出力できます。

グラフィックも色域を最大限生かして出力可能

 写真に限らず、グラフィックのデータやPDFのレイアウトデータ等も、カラーマネジメントシステムの基本に従ってできるだけ色域を狭めずに正確に出力します。

CMYKデータも出力可能

 CMYKデータもカラーマネジメントシステムの基本に従って正確に扱い、出力します。

 ドキュメントの埋め込みプロファイルやPDFファイルの出力インテントから印刷条件を判断した上、当方で判断した印刷条件で問題ないかどうか念のためお客様に確認致します。

 トンボの扱いなど、ご依頼時の指示に従ってプリンター出力します。
 不明点などはお問い合わせ致します。

主な仕様

使用プリンター

 現在は EPSON® SC-P5350 で出力しています。

プリンター

プリンター

プリンターの色域

 光沢の写真専用紙を使用した場合sRGB、Japan Color 2001 Coatedの色域をおおむねカバーし、AdobeRGBの色域に近いところまでカバーできます。

対応する出力サイズ

 最小でL判(89×127mm)からA2(420×594 mm)まで出力可能です。

※用紙によって対応できるサイズは異なります。

対応するデータ

データのカラープロファイル

 sRGB、AdobeRGB、JapanColor2001Coatedなど、どのようなプロファイルの画像データでも出力可能です。

※プロファイルが埋め込まれていない場合は、どのような印刷条件を予定しているデータかをおたずねして、出力します。

カラーモード

 RGB、CMYK、グレーモード、モノクロ2値のいずれのデータも出力可能です。

※プロファイルが埋め込まれていても、埋め込まれたプロファイルが示す印刷条件で問題ないか確認致します。

対応するデータ形式

 JPG、TIF、PSDなど、一般的な画像形式のデータはおおむね出力可能です。

 PDFも出力可能です。

 Illustrator、InDesignのデータなどは、当方で正確に開ける場合はできるだけ対応致します。
 フォントの問題などで正確に開けない場合はこちらからお問い合わせ致します。

RAWデータは別途見積

 RAWデータを出力する場合は、単純なプリンター出力の前に現像・レタッチが必要になります。
 そのため、このプリンター出力サービスだけでは対応できません。

 当方はフォトレタッチ事務所で、RAW現像の業務も行なっていますので、RAW現像が必要な場合は別途見積依頼を頂けますと幸いです。

用紙

用紙の種類

 料金表に対応する用紙を掲載しています。

※色再現域は用紙によって異なります。写真専用用紙は色再現性が高い一方、例えば和紙のような発色の良くない用紙はデータが持っている色を再現し切れませんので、ご理解の上ご依頼下さい。

単票紙を使用

 当サービスではロール紙を使用せず1枚ものの単票紙を使用しています。

 そのため、プリンター出力結果がカールする心配はありません。

色の調整について

 自動色調補正のような処理は行っていません。
 元データの色を正確に再現してプリンター出力します。

フォトレタッチは別途見積

 当方はフォトレタッチ事務所で、色の調整を含めたフォトレタッチ作業を行っていますので、色・明るさ・コントラストの調整が必要な場合は別途見積依頼を頂けますと幸いです。

フチ、余白について

 当サービスでは、基本的に最低でもおよそ3mm前後の白フチが付きます。

出力するデータ

 

用紙と約3mm前後の白フチ

 

白フチ内に最大で配置し、左右または上下にはみ出た分は印刷しません

 

出力結果

 プリンターの仕様上、上下左右の白フチの幅は多少のばらつきが出る場合がありますのでご了承ください。

 サイズによっては、データに白フチを付けて一回り大きい用紙に出力した後、写真用カッターを使用し手作業で規格寸法に裁断する場合もあります。そのため、仕上がりサイズに誤差がでる場合がありますのでご了承ください。

余白を大きくをとる場合

 使用用紙のサイズより小さめに写真を配置して意図的に余白を大きくとってプリントしたい場合は、お申し込み時にご希望の余白のとり方等をご指示ください。
 ご希望に沿って柔軟に対応致します。

3mm以上の余白付きのデータはデータ通りにプリントします

 例えば、A4判サイズで上18mm下16mm左右16mmの余白が設けられているデータをA4判用紙にプリントする場合、データの上下左右に3mm以上の余白が設けられているのでそのままデータ通りに余白が上18mm下16mm左右16mmの状態でプリントします。

トンボ付きのレイアウトデータなど

 トンボ付きのレイアウトデータ等の場合は、原寸で、問題なくトンボが表示されるよう判断して出力します。

後加工

 当サービスはプリンター出力専門で、パネル加工などの後加工は行っておりません。

納期

 在庫紙がある場合で、データ処理の必要がない場合は、ご依頼から5営業日以内に発送致します。

 当方は小規模経営のため、在庫用紙があまりありません。
 用紙の在庫がない場合は納期に用紙の仕入れの日数が加わりますのでご了承ください。

 トンボの処理、CMYKデータのプロファイルに関する確認や操作が必要な場合は、その分の時間が加わりますのでご了承ください。

発送

 製品は郵送でお届け致します。

 厚紙封筒または段ボールを使用して平梱包で発送致します。